KnowRun

VARIATIONS

The 1975

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Why can't we be friends, when we are lovers?
'Cause it always ends with us hating each other
Instead of calling me out, you should be pulling me in
I've just got one more thing to say

The 1975 - Sincerity Is Scary

最近の音楽についていけなくなっている私だが、The 1975の動きには注目している。

The 1975についてよく知らないという人でも、天使の3P!とその#5「君の姿を撮るのが楽しいんだ。なぜなら君はとても可愛いのにそれに全く気がついていないから。」はご存知だと思う。このサブタイトルはThe 1975の2ndアルバムタイトル「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」のパロディだ。このように、今一番勢いのあるバンドといっても過言ではない。

彼らの音楽は「何でもあり」だ。同じアルバムの中に様々なジャンルの曲が詰め込まれている。アルバムを追うごとにその傾向は強くなり、最新作「Notes on a Conditional Form」はまるで様々なアーティストのオムニバスアルバムのような様相である。これはほぼ同時期に発売されたストロークスの「The New Abnormal」と好対称であり、当時はよく話題にされた。私はこのNOCFに対してあまりいい印象を持っていなかったが、夜になんとなく聴く分には良いなと感じてきた(アクモンの6枚目についても同じこと言ってなかったか?)。

私が一番好きな曲は「Sincerity Is Scary」だ。この曲が彼らの真骨頂だと勝手に思っている。ホーンとコーラスに彩られたサウンドに乗せて「男の言い分」が持って回った言い方で語られており、非常に現代的である。MVも非常にポップだが、あまり歌詞とリンクしてはいない。「テラスハウス」のOPに使われていたらしいが、確かにテラスハウス的かもしれない(距離の遠さが)。